「子どものころに出会いたかったおとな」になれているかな


子育てをしながらやりたい仕事も全力で楽しむ諏訪。
そのままの「自分」を発信できる、アスイクの魅力とは

  • 名前      諏訪 朋恵  
  • 所属      たがじょう子どもの心のケアハウス 
  • 略歴      仙台白百合女子大学健康栄養学科 卒業
             東北大学大学院医学系研究科(発達環境医学)修士課程 修了
             栄養士の仕事を経て2018年アスイク入職
             管理栄養士の資格所持
  • 趣味      楽器演奏、マンホール蓋の写真撮影📷

アスイクにかかわるきっかけ

「こどもに関わりたい」と思ったきっかけをたどると、私自身の子どもの頃の体験や記憶があります。

私には、幼いころから食物アレルギーがあります。

幼少期には重度だったため、保育園に通い始めたころから高校を卒業するまで、

毎日のように母の作るお弁当を持参していました。

見た目はまわりと変わらないのに、同じように給食を食べることができず、

どうしてみんなと同じことができないの?」、「どうして私だけ?」という思いを抱きながら学校生活を送っていました。

食物アレルギーは自分の力で解決できることではないけれど、

みんなと同じようにできない”ことで、何をするにも自信がなくなっていたように思います。

誰かに理解してほしいけれど、自分の気持ちを言葉にして伝えることもできず、

長い間、感情に蓋をして生活をしていました。

アスイクに入職する前は栄養士の仕事をしていましたが、

私が本当にやりたかったことってこれなの?」という疑問を持つようになり、

子どものころの自分の体験や気持ちを思い返してみました。

その時に「自分が子どもの時に出会いたかった大人って、親でも先生でもなく、

何かを解決してくれるわけじゃないけれど、私の話を親身になって話を聞いてくれる人だったな。

そういう大人になれたらいいな」と思いました。

そんな思いで転職先について調べている時にアスイクのホームページを見つけて

「これだ!!」と思いました。

アスイクでの仕事と出産育児

学習・生活支援事業やふれあい広場サテライトでの勤務を経て、

現在は不登校の小中学生が利用する「たがじょう子どもの心のケアハウス」に勤務しています。

開室している9:30~15:30まで、子どもたちと一緒にそれぞれやりたいことをして過ごします。

楽しくおしゃべりしたり、悩みごとを聞いたり、

毎月開催しているイベントを子どもと一緒に企画・運営することもあります。

私はアスイクに入職してから2人の子どもを出産し、子育てをしながら仕事をしています。

母としての自分とは別に仕事の中で役割を持てること、居場所があること

とてもありがたいことですし、自信にもなっています。

産休・育休をいただくにあたり、またここに戻ってきたいという思いでいっぱいでした。

出会う子どもたちに「楽しい未来があるよ」って背中を押すような、こんな素敵な仕事ってないな!

と思っているので、他の場所で働くことは考えていませんでした。

またここに戻りたい、と思う理由はもう一つあります。

アスイクには、私にとってロールモデルになるようなスタッフがたくさんいることです。

あの人だったらどうしていただろうと思うような仲間がいるので、

いろんな人のエッセンスをいただきながら日々自分を作っていっている感覚です。

家族のことも含めて大事に考えてくれるスタッフに支えられて、また戻ってきてよかったなと思っています。

印象に残っているエピソード

まだ入職したばかりの、学習支援現場でのエピソードです。

複雑な家庭環境で育った彼女は、大人に対する不信感が強く、コミュニケーションをとることも難しい状況でした。

毎週1回、30分ほどの関わりを重ねたことで、少しずつ言葉を交わすようになり、関係性ができていきました。

学習への意欲は非常に低く、取り組みに対しても抵抗感が強かった彼女に、

ある日、目の前に置かれたペットボトルのラベルを見ながら

ここに書かれている中から英語探しをしてみない?」と私が提案すると、とても興味を示し、

競うように「これも英語じゃん!!こっちにもあった!!次は筆箱に入ってるものでも探してみよう!」と、

今まで見たことのないくらい夢中になって取り組んでいた姿を、鮮明に覚えています。

それまでは、目の前の子どもに対して私には何ができるのだろう、ということばかり考えていましたが

“おもしろい”、”楽しい“と思えることは、本人の気づきの中から生まれるんだ、ということに気づかせてくれる出来事でした。

一人ひとりの中にはきっと、目には見えないけれど常に変化があって、

ちょっとした刺激でパッと花が咲くような発見があるのだと思います。

これからも子どもたちと関わる中で、種まきをする人=気づきを与えられる人になれたらいいなと思っています。

今後やりたいこと

これまでに関わった子どもが、ちょっと先の未来で何か壁にぶちあたった時に、

アスイクでの経験や出会いが、前に進むエネルギーになればいいな、と思っています。

そしてこれから出会う子どもに対しても、今はしんどいかもしれないけれど、

アスイクと繋がったことで少し先の未来に希望を持ってもらえるような、

そんな関わりができたらいいなと思っています。

アスイクの仲間になる方へメッセージ

アスイクは素敵な人との出会いがある場所です。

こんなにも多彩なキャラクター、バックグラウンドを持った人がいるところは、なかなかないと思います。

同じ目標に向かって、様々な視点をもった人が関わるので、いくつになっても日々学ぶことや考えることがたくさんあります。

アスイクでは、自分の意見や考えを発信しやすい環境があり、そのままの「自分」を発信できます。

この「一人の人としてそのままでいい」ということは、子どもから教えてもらったことであり、子どもに伝えたいことでもあります。

あなたもアスイクの仲間になりませんか?

アスイクでは一緒に働く仲間を募集中!気になった方は、ぜひ採用説明会へお越しください。


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この記事を書いた人

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