- 名前 菅原 野乃花
- 所属 アスイク保育園(宮城野通駅前園) 保育スタッフ
- 略歴 宮城県出身。仙台青葉学院短期大学 こども学科 卒業。
2021年度アスイク保育園に新卒入職。
2024年度アスイクベスト・ワークアワードグランプリ受賞。
アスイクにかかわるきっかけ
私自身、高校時代につまづいて自分の人生を好きになれなかった時期がありました。
母が福祉関係の仕事をしていて、もともとアスイクのことを知っていたので、
アスイクのHPの「どんな困難にぶつかっても、自分の人生を好きになれる社会。」
このビジョンの言葉を見て、興味を持ちました。
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こども関係に進んでみようと考えたのは、大学選びのときです。
中学生の時に近所の小さい子たちと交流があって、祖母や母親に
「小さい子のお世話上手だね」と褒められたのが嬉しかった記憶がありました。
でも実際に大学で実習を経験すると、
「自分には向いていないのかな」と思うこともありました。
目の前のことに精一杯になってしまうタイプだけど、
保育士は全体のことを見ないといけない。
保育園への就職は勇気がいることでしたが、アスイク保育園は小規模保育園と
いうこともあり、ひとりひとりと向き合えたらいいな、という思いで入職を決めました。
保育方針の家庭に寄り添うことを大切にしている部分も、他の保育園とは違うと感じます。
アスイクでの仕事
今は1歳児の担任をしています。朝の時間は1~3歳児が一緒に
自由遊びなどの活動をするので、全体的にいろんな年齢の子と関わります。
1クラスにつき2人の担任制なので、新卒の時から先輩とペアを組んで
担任をさせてもらっていました。
印象に残っているエピソード
新卒の頃、わけもわからずやっていた時に、2~3歳のクラスでやんちゃな男の子がいました。
毎日「これはだめだよ」と注意をしないといけない場面が多くて、
「ののか先生大嫌い!」といつも言われていた時期がありました。
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子どもから「嫌い」と言われるのはつらくて悲しいことでしたが、
そんな時、ペアを組んでいた先輩が察してくれたのか、
「楽しく遊んであげて~」とさらっと言ってくれた時があったんです。
たしかに「こうしなきゃ、先輩に迷惑かけないようにしなきゃ」と精一杯で、
こどもと楽しく遊ぶ、目の前のことに向き合うということを
していなかったな、と思いました。
そこからちょっとずつ、余裕のあるときに「これしようよ~」と子どもと遊んでみたり、
体を動かすのが好きな子だったので、ボール遊びを一緒にしてみたりしました。
そのうちに、笑顔でかかわってくれるようになりました。
そうして卒園間際になったときに、その子が「ののか先生大好き!」と言ってくれたんです。
すごく嬉しかったです。
やっと向き合えた、スタートラインに立てた。と思いました。
アスイクで活動するなかで大切にしていること
こどもたちと接する時は、「ちゃんとみてるよ、見守っているよ。」という気持ちが
伝わるようにと思いながら関わっています。
未満児のこどもたちにとって、保育園は楽しい場所でもあり、
お父さんお母さんと離れるさみしい場所でもあると思うんです。
登園時に親御さんと離れてさみしそうな顔をする子、
帰りにお母さんが来て嬉しそうに抱き着く子、
そういう姿を見て、やっぱりちょっとさみしいんだな、と感じることがあります。
だから、園にいる間はできるだけ安心して過ごしてほしいなと思います。
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そしてなにより、保護者の方にも安心してもらいたいです。
こちらが環境を整えてあげれば、こどもたちも信頼して笑顔を見せてくれたり、
保護者の前でもニコっとして、登園時にぎゅっとしてくれることがあります。
そういう姿を見て、保護者の方にも安心してもらえたらと思います。
今は1歳児の担任になり2年目ですが、慣らし保育が終わる頃に、
保護者の方からお預かりして、こどもが泣かずにぎゅっとしてくれる瞬間は嬉しいですね。
個人のビジョンと思い
自分の”保育観”のようなものを、定めていけたらと思います。
今はまだ4年目で、心の余裕がないときもあります。
「こういうときはこうするべき」というのは、答えはないと思いますし、
先輩方もそれぞれ意見は違うけど、今後は経験を踏まえながら、
自分だったら「こういうときはこうしたいな」、「こどもたちにこうなってほしいな」、
ということを定めていければと思っています。
この保育園はみんな素敵で、本当に人に恵まれています。
(番外編)アスイク・ベストワーク・アワードを受賞して
アスイクでは2024年7月のアスイクキックオフ・全体研修にて、
活動の中で”アスイクらしさ”を体現したエピソードを表彰する
『アスイク・ベストワーク・アワード』を開催しました。
第1回目となる今回のアワードでは、野乃花さんがグランプリを受賞しました。
ー受賞したときの感想は?
最初はびっくりが一番大きかったです。
準グランプリの方々のエピソードを見て、みんなすごいな、他の事業ではこんな活動を
しているんだなと思って、まさか自分の名前が呼ばれるとは思っていませんでした。
この受賞は、本当に先輩方に感謝という気持ちです。
*
私だけでは、今も保育士を続けられていたかわからないです。
どの仕事も楽しいだけじゃないとは思いますが、保育士も大変な仕事です。
その中で、先輩方がいつも優しく、ミスした時はフォローしてくれて、
園長先生も、だめな時はしっかり直してくれて、フォローしてくれて、
本当にみなさんに育ててもらったという思いが大きいです。
だから今回の受賞が、宮城野通園みんなの活動の結果として認められたのなら、
すごく嬉しいことだと思います。
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